本文へスキップ
須佐おもてなし協会 須佐・弥富の魅力と今を伝える地域情報サイト

須佐ホルンフェルス

神話よりも古い物語が、

      ここにある。

地球が焼き上げた、巨大な断面。

日本海の波に磨かれ続ける、須佐を代表する大地の景勝地です。

hornfels 須佐ホルンフェルス
日本海に面してそびえる須佐ホルンフェルス。白と黒の縞模様が、長い地球の時間を物語ります。

 

約1,500万年前、この断崖は生まれた。

地球の時間は、人の時間よりずっと長い。

須佐ホルンフェルスは、山口県萩市須佐を代表する景勝地です。日本海に面した断崖に、白と黒の地層が何層にも重なり、まるで大地の断面をそのまま見ているような迫力があります。

その成り立ちは、約1,500万年前の地球の活動にさかのぼります。海底に積もった砂や泥の地層にマグマの熱が加わり、硬く焼き固められたことで、この独特の景観が生まれました。

目の前に広がる縞模様は、単なる岩の模様ではありません。地球が刻んだ時間の記録であり、須佐の自然が持つ大きな物語の入口です。

DSC05109e-1024x768 須佐ホルンフェルス
白と黒の地層が重なる断崖。近くで見るほど、そのスケールに圧倒されます。

ホルンフェルスとは? そして「畳岩」とは?

この岩は、昔、海の底でした。

「ホルンフェルス」とは、マグマの熱によって変化した(黒い)岩石のことを指します。一方で、須佐でよく知られている白黒の縞模様は、地層そのものの重なりが見えている部分で、黒くなる前の状態がよく分かる(ちょっと火傷したレア状態のホルンフェルス)、非常に希少なスポットなのです。

そのため、現在ではこの場所を「畳岩」と呼ぶ考え方も広がっています。観光地として親しまれてきた「須佐ホルンフェルス」という名前と、地質学的に見た「畳岩」。その両方を知ることで、この場所の面白さはより深く感じられます。

難しい専門用語を知らなくても大丈夫です。まずは、目の前の断崖を見上げ、地層の縞模様に触れ、日本海の波音を聞いてみてください。そこにあるのは、教科書ではなく、実際に歩いて感じることのできる地球の物語です。

 

地球が焼き上げた、巨大な断面。

白と黒の縞模様は、偶然ではありません。

海底に積もった砂や泥は、長い時間をかけて地層となりました。そこにマグマの熱が加わり、地層が硬く変化したことで、現在のような力強い断崖が生まれました。

白っぽい層と黒っぽい層が繰り返し重なる姿は、地球の中で何度も起きた変化の積み重ねです。ここでは、はるか昔の海底の記憶と、火山活動の熱がひとつの風景として残されています。

目の前の縞模様は、地球が残した記録です。

少し詳しく知りたい方へ

この地層は、海底地滑りによって砂や泥が運ばれて堆積したものと考えられています。粒の大きい砂と細かい泥が順に積もることで、白と黒の縞模様が生まれました。こうした地層は「タービダイト」と呼ばれ、過去の地球の動きや災害の記録としても注目されています。

 


歩いて、触れて、波音を聞く。

写真では伝わらない迫力があります。

須佐ホルンフェルスの魅力は、遠くから眺めるだけではありません。駐車場から遊歩道を歩き、断崖の近くまで降りることで、岩の大きさや波の音、足元の地形まで体感できます。

つわぶきの館周辺の駐車場から、断崖下までは遊歩道を約500m、徒歩で約8分ほど。道中からも日本海の景色を楽しめます。

近づくほど、その大きさに圧倒されます。

354c4749d01acbb157e0c4c3f671cd03-400x300 須佐ホルンフェルス
遊歩道を歩いて断崖下へ。海風を感じながら進みます。
DSC05107e-cut-400x246 須佐ホルンフェルス
近くで見る岩肌。地層の重なりを間近に感じられます。

ただし、断崖周辺の岩場は足元が悪く、波が高い日や雨上がりは特に注意が必要です。小さなお子様やご年配の方は、無理をせず安全な範囲で見学してください。

 


海から見上げるホルンフェルス。

陸から見るか、海から見上げるか。

須佐ホルンフェルスは、陸から歩いて近づく楽しみ方だけでなく、海から眺める姿も魅力です。須佐湾遊覧船に乗れば、断崖を海側から見上げることができ、陸から見るのとは違うスケール感を味わえます。

波音までが、この景色の一部です。

hornfels-sea-1024x683 須佐ホルンフェルス
須佐湾遊覧船から見るホルンフェルス。海上から見る断崖は、また違った迫力があります。

波や天候により運航状況が変わる場合があります。遊覧船をご利用の際は、事前に最新情報をご確認ください。

※現在、須佐湾遊覧船はサービス休止中です。(再開時はお知らせいたします)


萩ジオパークの見どころとして。

学ぶ前に、まず感じてください。

須佐ホルンフェルスは、萩ジオパークのジオサイトのひとつです。萩ジオパークは、火山活動や大地の成り立ち、そこから生まれた暮らしや文化を学べる地域として、日本ジオパークに認定されています。

ホルンフェルスの縞模様は、過去の海底地滑りや堆積の記録でもあります。美しい景色として眺めるだけでなく、「この景色はどうやって生まれたのか」と考えてみると、旅の面白さが一段深まります。

萩ジオパークについて見る

 


みんなが見つけたホルンフェルス

同じ場所なのに、同じ写真にならない。

晴れた日の青い海、荒波の日の迫力、夕暮れの断崖、足元に広がる地層の模様。ホルンフェルスは、訪れる時間や季節によってまったく違う表情を見せてくれます。

ここには、今後Instagramなどの投稿を集約して表示する予定です。訪れた方々が見つけた、それぞれのホルンフェルスの表情を紹介していきます。


アクセス・見学情報

行く前に、少しだけ準備を。

基本情報

所在地:山口県萩市須佐 高山周辺

見学所要時間:駐車場から断崖下まで徒歩約8分。往復と見学で30〜60分程度が目安です。

駐車場:つわぶきの館周辺に無料駐車場あり。大型バス駐車スペースもあります。

トイレ・休憩:つわぶきの館をご利用ください。館の外にもトイレはございます。

須佐駅から、少し足をのばして。

交通手段

車:JR須佐駅から車で約10分。

タクシー:須佐駅周辺には常駐タクシーがありません。必要な場合は、益田駅または東萩駅方面からの利用をご検討ください。

レンタカー:須佐駅周辺にレンタカーがあります。(須佐自動車WEB)利用の際は事前確認をおすすめします。

レンタサイクル:須佐駅・いかマルシェで貸自転車(有料)を利用できます。

見学時の注意

断崖周辺は岩場で足元が悪く、波が高い日や雨天時には危険な場合があります。小さなお子様やご年配の方は、無理のない範囲で安全にご見学ください。

お問い合わせ

一般社団法人 須佐おもてなし協会
TEL:08387-6-3380

つわぶきの館
TEL:08387-6-2266

 


周辺で立ち寄りたい場所

ホルンフェルスだけで帰るのは、少しもったいない。

ホルンフェルスを訪れたら、周辺のスポットにもぜひ足をのばしてみてください。展望、休憩、食事、宿泊を組み合わせることで、須佐の旅がより深く楽しめます。

 


神話よりも古い物語は、今もここに。

この断崖の前では、人の時間は少しだけ静かになります。

日本海の波に磨かれながら、須佐ホルンフェルスは今日も静かに地球の時間を伝えています。

写真で見るだけでは伝わらない大きさ、音、風、岩肌の質感。
ぜひ現地で、その物語に触れてみてください。