須佐で楽しむ観光ポイント
萩市須佐は、古来より風光明媚な地として親しまれてきました。
特に、昭和の始め、長門峡や青海島などを世に知らしめた画家の高島北海の尽力によって、
「須佐湾」も又、名勝・天然記念物と認定され、広く知られるようになり、
その後、北長門海岸国定公園にも指定、
須佐の日本海ならではの自然の美しさ・ダイナミックさは、知る人ぞ知る景勝地となっております。
●大自然・絶景の眺望&観光地
須佐ホルンフェルス
畳ヶ淵
道永の滝
高山磁石
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白黒グレーのストライプが鮮やかな断崖。人気観光スポット。(日本地質百選)
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—– 須佐湾遊覧船で見られる景勝地 —–
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- 千畳敷 :岩の上面は約20度の勾配(こうばい)を保ち平坦で、しかもその広大さは畳が千枚も敷けるということで『千(せん)畳敷(じょうじき)』と呼ばれています。この岩も元々は陸地部分と同じ位置にあったものですが、地殻変動により層がずれ断層となっています。
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- 鎧岩・兜岩 :巨大な砂岩(さがん)層の一部が侵食(しんしょく)され母岩(ぼがん)と離れ、傾いた不安定な状態で岩上に立っているもので、その形から『兜岩(かぶといわ)』と呼ばれています。また左側(海から見て)の岩を鎧岩(よろいいわ)です。この岩は頁岩(けつがん)の岩体で、侵食によりそぎ取られた形で、その形から『鎧岩(よろいいわ)』と呼ばれています
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- 竜宮の滝 :高さ30メートルある滝は、まるで白竜が雲に向いて登っているかに思われる景観ですが、最近は水不足で時々でしか見ることができなくなりました。
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- 大夫岩 :岩の先端が祝詞をあげる太夫さんに似ているところから太夫岩と言われています。
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- 観音岩 :地殻変動と長い年月による風化・浸食によりできた珍しい(奇岩)の一つです。その形が観音様に似ているとのことで名付けられたと言われています。
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- 金瀾崎 :この辺り一帯に散在している大小40余りの島を『金襴崎(きんらんざき)』と呼んでいます。
ここは、かの「高島(たかしま)北海(ほっかい)画伯」が青海島の十六(じゅうろく)羅漢(らかん)以上だと叫んだ所でもあります。
- 金瀾崎 :この辺り一帯に散在している大小40余りの島を『金襴崎(きんらんざき)』と呼んでいます。
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- 屏風岩 :海蝕により約100メートルに達する断崖(だんがい)が連なり、まるで海に立てた大屏風(だいびょうぶ)のようで、その名がついています。須佐湾の名勝の中でも、唯一『屏風岩(びょうぶいわ)』だけは陸からは行けず、隠れた名勝の一つとなっています。
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名勝・天然記念物「須佐湾」を一望できる展望台。
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高山頂上に点在する磁力を持った石。コンパスの針を狂わす。(国指定天然記念物)
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畳ヶ淵:
玄武峡(延長2kmの河床に玄武岩の頭柱が連続している)の中の景勝地。六角形の石畳(柱状節理)が整然と畳をひいたように並ぶ河原。(山口県自然100選)
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道永の滝:
伊良尾山麓の洞窟から湧き出る豊富な清水が三段70メートルの滝となって流れ、老木の間に飛沫を散らす景観はいかにも勇壮です。
●遊んで楽しんで自然・田舎体験レジャー&体験プラン
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名勝及び天然記念物「須佐湾」(昭和3年国指定)をイカ釣り漁船で周遊。雄大な景観を楽しめます。
2024年度の須佐湾遊覧船は、
5月11日(土曜日)~10月27日(日曜日)
までの土日祝(7/27 7/28 お盆期間中は運休)の
予約運航のみとさせていただきます
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自然を満喫できるプレイスポット!!キャンプ場からの夕日は最高のロケーション!!
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陶芸 :
江戸時代に盛んに焼かれていた須佐唐津焼。その郷で集落の皆さんが焼き物作りに取り組んでいます。須佐焼の展示販売やろくろ体験もできます。
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手ぶらで釣りを楽しめ、休憩もできる癒しの場です
●絶品特選素材と須佐の食文化!「須佐の食&グルメ」
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須佐男命いか:須佐で獲れる活きたケンサキイカにのみ呼称を許された地域ブランド名。
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- 口福の馳走屋 梅乃葉 :活きてるまんまの活きいかを一年中食べれる。本物のいかの味を気軽に楽しめる旅先の馳走屋。
- 料亭旅館 好月旅館(要予約) :創業70年余の老舗割烹旅館。須佐男命いかの活き造りや日本海の海の幸など旬の素材を使った料理と女将さんの笑顔が最高のおもてなし。
- 割烹旅館 美志満屋(要予約) :須佐の海や近海でとれたものをその季節にあわせた料理でおもてなしさせて頂きます。
- 漁家レストラン 遊縁(要予約) :旦那さんが獲ってきた須佐男命いかや須佐産の旬のお魚をおかみさんが調理する漁師料理が楽しめます。
- ジョイフルセンター(期間限定)
漁協女性部直営のお店。漁師のおかみ達が須佐男命いかを捌いて提供します。
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- 須佐駅の近くの飲食店 :穂の花 2023年8月~イタリアンのお店に変わりました
- 2024年今年の春に須佐に小さなジェラート屋さんができました gelateria fortuna (ジェラテリア フォルトゥーナ)
- ホルンフェルスの近くの飲食店 :ペンションホルンフェルス
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弥富そば :
- 弥富そば(十割・手打ち)が食べられるところ : そば処 龍の里 やどみ・弥富そば祭り・鈴野川ほたる祭り
- 弥富そばのそば粉が買える店 : いかマルシェ:道の駅たまがわ
- 弥富そば(生そば)が買える店 : いかマルシェ・つわぶきの館・る~らるSHOP315・道の駅たまがわ
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赤米:
スサノオノミコトに由来する地域の名前にちなんで、古くから神の米「古代米」を育てています。
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●神話を紡ぐ須佐の祭りと家族で楽しむイベント!
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鈴野川ほたる祭り:
6月中旬に行われます。 鈴野川の清流には蛍が飛び交います。近くの広場でイベントがあり、田舎のよさが楽しめます。
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須佐焼きふれあい祭り:
2024年は開催しませんが須佐駅でお祭りがあります 5月3日、4日に行われます。江戸時代に盛んに焼かれた須佐唐津焼。須佐焼の展示販売。ろくろ体験もあり人気です。
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エコキャン祭り:
2024年は開催しません 5月5日子供の日に行われます。<石のアート>や餅つき体験、親子で楽しめるゲーム、
須佐でとれた海の幸が楽しめます。
- イカ祭り 2023年は7月9日(日)に開催の予定でしたが 悪天候が予想されるため中止となりました 須佐男命(みこと)いかが主役のイベントです
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四季おりおりのイベント須佐夏祭り
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祇園祭:2023年は開催しません
7月25~26<祇園際>祇園車が町内を巡行。八幡様境内では夜店コーナーなどもあります。
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弁天祭:
7月27日~28日<弁天祭り> 古くから伝わる漁師のお祭り.三穂神社の神興を船に乗せた御神幸船が須佐湾の北側にある中島<弁天島>へ弁天様をおつれし翌28日にお迎えにいく。
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須佐湾花火大会: 2024年は開催します
7月28日に行われます。須佐夏祭りの最後を締めくくるのが須佐湾大花火大会。約5,000発の花火が夏の夜空を彩ります。
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そばの花まつり:2023年は開催します 10月1日(日曜日)
10月第1日曜日に行われます。 弥富地区特産のそばの花が田んぼ一面に咲きそろう、10月初旬に行われます。
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特産暮の市:
12月28日に行われます。 しめ飾りやお餅、野菜、黒豆などお正月の品々がずらりと並ぶ朝市で、毎年多くの人で賑わいます。
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●四季を彩る須佐の花見処「季節の花・見処」
春のお花見処!桜スポット。
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- 久原公園 :展望台から桜をとおして見える眺めは美しい。久原園地はピクニックやお花見に最適。
- 松崎八幡宮 :
- 育英小学校裏河川 :育英小学校の校舎の裏の川沿いに桜並木がある。校舎からも桜が見えるので生徒たちも春を感じることができます隠れた桜の見所です。
- 鈴野川小学校 : 須佐地域の山あいにある鈴野川小学校前は、校庭と道路わきの桜の花が咲くころは、まるで桜街道!
- そばの花 :10月の初旬、そばの白い花が弥富の田んぼ一面に広がる光景は、田舎の心地よさを感じさせてくれる。
- 赤米の穂 :9月中旬、高山をバックに茜色の稲穂がそよぐ光景はいかにも神秘的。
- つわぶき :10月中旬ホルンフェルス行く道筋につわぶきの黄色い花が一面に咲く
- しだれ赤松 : 毛利輝元の武将、益田元祥が朝鮮征伐から持ち帰った松を大谷家が頂木、大谷家の家宝として守り続けている。樹齢は明らかではないが、当家が慶長5年以来この地居住し、現当主が12代になる。黒松もあり、すばらしいお庭です。
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紅葉スポット
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- 須佐大橋 : 国道315号の途上に唐津谷をまたぐように架けられた橋長313mのアーチ型の橋で、全国でも屈指の規模を誇っている。
- 大薀寺 : 益田家の菩提寺があり 室町時代に鋳造されたといわれている「梵鐘」は萩市の指定文化財になっています。 寺内の庭園は雪舟風造りで松竹梅の木があります。
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●須佐のお土産・物産
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須佐男命いか直売市: 2024年は開催します
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6月第1日曜日~8月最終日曜の日。須佐の漁師さんから直接、水槽で泳ぐ生きた男命いか(剣先いか)を買うことができます。
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いかマルシェ:(スサノモノミトコ館)
JR須佐駅ふれあいステーションが2019年4月にリニューアルオープンしました。須佐の漁師が一本釣りで釣った「須佐男命いか」を水槽に入れ販売しています。地元産朝どれ生鮮魚介類と野菜なども販売しています。是非お立ち寄りください、お待ちしております。
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須佐の特産品、お土産品たくさんあります。トイレ(身体障害者用)もあり、休憩コーナーで、ゆっくりできます。地元のジェラート(カップ入り)超人気です!!お待ちしています。
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須佐唐津の登窯で焼かれた須佐唐津焼がいっぱい並んでいる。
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2021年2月に閉店しましたが、
人気の芋こんにゃく(税込180円)はイカマルシェにて販売しております!!
優しいおかあさんたちが作る弥富の手作りこんにゃくは、味も歯ごたえも最高!!店内には旬の野菜など田舎の味がいっぱいです。
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長崎屋:
2023年1月に閉店しましたがゆずまんじゅうは、ゴールデンウィークよりいかマルシェにて販売中です須佐駅前にあるお店です。昭和15年頃から受け継がれてきた伝統の味、柚子まんじゅうが自慢です。赤米クッキーは一度食べてみたい一品。タマゴロールケーキもお土産におススメです。
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山田屋:
手作りパンが人気です。
●パワースポット
入り組んだリアス式海岸の須佐湾は、古代より良港として海上交易の重要な寄港地でした。
須佐之男命の信仰以来、海の神の聖地として、北前船時代には神山(現:高山)への参拝、絵馬(国の重要有形民俗文化財)の奉納が行われており、日本海航路を通る舟人の習慣となっていました。
神山への信仰や、様々な神話・逸話は残っており、近隣の地にもその霊山としての名は高く評価され、須佐を語る上で、「風光明媚な須佐湾」と「神山信仰」は欠かせません。
この2つが、その後須佐に、人や信仰・ものが集まるようになった源で、益田氏が関ヶ原以降、この地を治めてからは、更に発展してゆきました。
- 高山(神山) : 標高533メート 日本海に突出した半島部にそびえる高山は、 昔から航海の目印とされてきました。 太古、須佐之男命が朝鮮半島(当時新羅)に往来したとき、 この山に登り海路を望んだので、 高山(神山)と云われたと伝えられています。
- 黄帝社(黄帝信仰) : 中国の伝説の帝である黄帝を、祀った社です。 黄帝は、航海・造船の守り神として古くから崇められています。
- 八相権現社(弘法大師) : 伝によれば、弘仁元年(810)秋、弘法大師が紀州熊野から勧請して建立したといわれる。
- 中嶋弁天社(弁天様・市杵島姫命) : 老松が茂る水間に散見する弁天社の通夜堂には弁天様がお祭りされ毎年七月二十七日・二十八日の両日盛大な祭礼が執り行われます。管弦祭の繰り広げられる二十七日は須佐湾大花火大会も行われるため近郷近在から多くの人手で賑わいを呈するのでございます。
- 鏡山神社(浄蔵貴所) : 平安時代の後期、浄蔵(母は嵯峨天皇の孫)は祈念により高貴な人々の病を癒す人として崇められていた。その浄蔵が都を出て、諸国遍歴してこの地に留まり、74歳で没したという。その後益田元道により浄蔵貴所の塚が建てられ、後に鏡山神社として創建された。社殿左の石段の上には清水が湧き出して、古来眼病に効果があるとして参詣者がる。
- 高山磁石石 : 高山山頂にある大きく露出した岩「磁石石」には強い磁性があり、 実際に方位磁石等近づけると回転しだす。昭和11年国の名勝及び天然記念物になりました。
- 風穴 : 高山の山頂から少し海側に降りたところに、「風穴」がみられ ます。
- 古墳 :須佐地古墳と呼ばれ山口県萩市田万川町下田万中尾崎の丘陵上にあります竪穴式石室で石室の妻石が箱式石の手法で作られている。
- 龍神様 :
- 畳ヶ淵(龍神伝説) : 伝説では、この淵に住む竜神様は女性に優しいことで有名でした。祝い事や弔いなどで御膳を用意せよと言いつけられた嫁が頼むと宴席の御膳をすべて揃えてくれたという事です。貧しい村人には天の助けでした。そして借りた後にはきちんと揃えて竜に返し、お礼に鯉を1匹差し出すのが慣わしでした。
- 道永の滝(黄金の茶釜伝説) : 滝壺の傍らには洞穴があり、毛利元就に敗れた陶晴賢(すえはるたか)の残党が山伏と なってこの地に逃れ、その子孫の市高吉之兵衛(いちたかきちのひょうえ)が黄金の茶釜を隠したという伝説もあります
●歴史
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- 須佐歴史民俗資料館 : 関ヶ原以降の毛利藩永代家老「益田家」 と歩んだ歴史の数々。館内には益田家に関する資料や須佐唐津焼などの歴史的遺産が保存、展示資料されている。
- 須佐宝泉寺・黄帝社奉納船絵馬 : 須佐高山に所在する宝泉寺とその鎮守社として祀られている黄帝社に奉納された絵馬で、現在は萩博物館に寄託され保管されている。絵馬は海上安全を祈願した絵馬と、海上での遭難から救われたことを感謝して奉納された絵馬に大別される。宝泉寺と黄帝社のある須佐高山は江崎と須佐の港の中ほどにあり、絵馬はこれらの港に寄港した船乗りや船主たちによって奉納されたものである。
- 笠松神社鳥居 : 益田家33代贈正四位親施(ちかのぶ)を祀る。境内の鳥居と灯篭に刻まれた元治3年、4年(元治年号は2年しかない)の刻銘は君主の悲憤を想い、徳川慶喜に応ずるの意を想わせる「慶応」の年号を認めぬ反骨精神の現われで、美弥郡美東町大田の金麗社に同様のものがある。
- 笠松神社石燈籠 : この石燈籠は、益田家第33代親施を高正大明神として祀った笠松神社の参道にあるもので、元治元年(1864)11月12日、禁門の変の責任をとって徳山の惣持院で切腹し32歳の生涯を閉じた主君親施を思い、家臣が奉納したものです。 燈籠の足には「元治四年丁卯八月吉辰」と実在しない年号が刻まれています。これは、幕府の行った慶応への改号に反抗するもので、主君の悲憤を思い、また主君を偲ぶ家臣団の気概がうかがわれます。
- 育英館跡 : 育英小学校はかつて育英館のあった場所である。育英館は、享保二十年(1735)に益田家二十七代益田元道のときに開かれた学校である。吉田松陰の松下村塾とも交流があった。久坂玄瑞や伊藤博文がここを訪れ、一方で育英館の大谷樸助が松下村塾に送られた。
- 須佐唐津窯跡 : 朝鮮や中国にも比べられるすぐれた青磁器が焼かれた須佐唐津焼。江戸時代には益田家の御用釜として栄えました。須佐唐津窯跡は山口県文化財に指定されています
- 三蔭山神社 : 明治二年(1869)山口藩士兼重厚平によって建てられた招魂社である。禁門の変、戊辰戦役で戦死した十八名の霊が祀られた。
- 唐人墓 : 享保十一年(1726)、唐(中国)の船一隻が須佐湾に入り、水・食料を求めましたが、当時の鎖国令によってこれを拒否、三日間の砲撃により焼沈させました。その時、乗組員の遺体を須佐湾の入江に葬った場所を「唐人墓」といっています
- 心光寺 : 常照院、白桜山極楽寺、見龍山心光寺、摂取山心光寺と改号。慶長17年(1612)改建し、益田家より寺領20石を賜った。回天軍曹督大谷僕助、育英館3代学頭山科真通、松原鉄之助のお墓がある。
- 大薀寺 : 須佐初代領主益田家20代元祥(もとよし)が、父藤兼の菩提寺とするため、弥富村にあった妙悟寺を移して建立、「大薀寺」と改めました。大薀寺は益田家初代から三十三代親施までの位牌が安置され、現在まで引き継がれてます。寺には室町時代に鋳造されたといわれている「梵鐘」など貴重な文化財も残されている。雪舟風庭園も見事です。
- 松崎八幡宮 : 大化6年(650)宇佐八幡宮から勧請して松ヶ崎に社殿が建てられ寛永16年(1639)、益田元堯(もとたか)の時に現在の地に移されました。鳥居は元禄2年(1689)益田就恒(なりつね)が建立し、神像と神刀と社前に並ぶ石燈籠は益田家が江戸参勤のつど奉献したものとして須佐文化財に指定されています。
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●宿泊施設
須佐には意外?とたくさんの宿があります。旅の途中で、ゆったりと須佐の宿をお楽しみください。