萩市須佐の観光
須佐・弥富をめぐる観光ガイド
自然と神話が出会う町。
海も、山も、人も。須佐・弥富をめぐろう。
山口県萩市の北部に位置する須佐・弥富地域は、日本海の雄大な景観と山里の豊かな自然、そして古くから語り継がれる神話や歴史が息づく地域です。
須佐ホルンフェルスに代表される大地の景観、須佐之男命にまつわる神話、須佐湾の海の幸、弥富の山里の恵み。ここには、ただ眺めるだけでは終わらない、物語のある旅があります。
このページでは、須佐・弥富の楽しみ方をテーマごとにご紹介します。
1. 地球がつくった景色を歩く
まず須佐・弥富に来たら、海と大地のスケールを感じてください。日本海に面した断崖、須佐湾を見渡す高山、川底に広がる柱状節理、山あいに流れる滝。短い移動の中で、まったく違う自然の表情に出会えます。

須佐ホルンフェルス

畳ヶ淵

道永の滝

高山磁石
須佐ホルンフェルス
神話よりも古い物語が、ここにある。
約1,500万年前、マグマの熱によって焼き固められた地層がつくり出した須佐を代表する景勝地。白と黒の縞模様が続く断崖は、日本海の波とともに迫力ある風景を見せてくれます。
高山展望台
須佐湾を見渡す、海と山の展望地。
名勝・天然記念物「須佐湾」を一望できる展望台。日本海に突き出す半島や入り組んだ海岸線を眺めながら、須佐の地形のダイナミックさを感じられる場所です。
高山磁石石
方位磁石が迷う、神山の不思議。
高山山頂周辺に点在する、磁力を持った石。方位磁石を近づけると針が反応する不思議な天然記念物で、神話の山としての高山に、さらに奥深い魅力を添えています。
畳ヶ淵
川底に広がる、六角形の大地。
弥富地区にある畳ヶ淵は、玄武岩の柱状節理が河床に広がる景勝地です。六角形の石畳が整然と並ぶような景観は、長い時間をかけて大地がつくり出した自然の造形美です。
道永の滝
耳を澄ますと、森が話しかけてくる。
弥富地区の山あいに流れる道永の滝。伊良尾山麓から湧き出る清水が滝となり、森の中に涼やかな水音を響かせます。静かな自然に包まれたい方におすすめのスポットです。
2. 神話と歴史をめぐる
須佐・弥富には、須佐之男命にまつわる神話、海を守る信仰、益田家とともに歩んだ歴史が残されています。自然の景色だけでなく、その土地に重なってきた物語を知ることで、旅の奥行きがぐっと深まります。

黄帝社


鏡山神社

畳ケ淵
高山・神山信仰
高山は、古くから航海の目印とされ、須佐之男命にまつわる伝承も残る山です。須佐湾の景観と神山信仰は、須佐を語る上で欠かせない大切な要素です。
黄帝社
航海や造船の守り神として信仰された黄帝を祀る社。須佐湾が古くから海上交通の要所であったことを今に伝える、須佐らしい信仰の場です。
鏡山神社
平安時代の僧・浄蔵貴所にまつわる伝承が残る神社。境内には清水が湧き、古くから眼病にご利益があると伝えられてきました。岩と清水がつくる独特の空気感も魅力です。
松崎八幡宮
古くから地域に親しまれてきた八幡宮。益田家との関わりや文化財も残り、須佐の歴史を知る上で大切な場所です。
須佐歴史民俗資料館
関ヶ原以降、毛利藩永代家老・益田家とともに歩んだ須佐の歴史を伝える資料館。益田家に関する資料や須佐唐津焼など、地域の歴史文化に触れることができます。
大薀寺
益田家ゆかりの寺院で、貴重な文化財や庭園が残されています。須佐の中世以降の歴史をたどる上で訪ねたい場所です。
畳ヶ淵の龍神伝説
畳ヶ淵には、龍神にまつわる伝説が残されています。自然景観としての美しさだけでなく、地域の人々が語り継いできた物語を感じられる場所です。
道永の滝の黄金の茶釜伝説
道永の滝には、黄金の茶釜にまつわる伝説が残されています。山あいの静かな滝に、歴史の余韻と物語が重なるスポットです。
3. 海と山の恵みを味わう
須佐の食といえば、まずは須佐男命いか。日本海の海の幸に加えて、弥富そばや赤米など、山里の恵みも楽しめます。食事処、旅館、ゲストハウス、ジェラート店など、地域の食を味わう場所も少しずつ広がっています。

須佐男命いか

弥富「龍神そば」

赤米

ジェラート
須佐男命いか
須佐で一本釣りされる活きたケンサキイカの中でも、一定の基準を満たしたものだけが名乗る地域ブランドです。透き通る身、甘み、食感の良さを求めて、毎年多くの方が須佐を訪れます。
口福の馳走屋 梅乃葉
須佐男命いかをはじめ、須佐の海の幸を楽しめる食事処。活イカやのどぐろ、季節の海鮮料理など、須佐の食を味わう旅の中心となる一軒です。
料亭旅館 好月旅館
創業から長く地域に親しまれてきた割烹旅館。須佐男命いかや日本海の海の幸を使った料理を、落ち着いた雰囲気で楽しめます。利用の際は事前予約がおすすめです。
美志満屋
須佐の海や近海で獲れた魚介を、季節に合わせた料理で提供するお店。地域の食材を楽しみたい方におすすめです。利用の際は事前確認・予約をおすすめします。
ジョイフルセンター
須佐男命いか直売市にあわせて営業(6・7月日曜日)する、漁協女性部による期間限定の飲食店。漁師のおかみさんたちが提供する、須佐ならではの味が楽しめます。
穂の花
須佐駅近くにある飲食店。2023年からイタリアンのお店として営業し、地域の中で新しい食の楽しみを提供しています。営業日や時間は事前確認がおすすめです。
ペンションホルンフェルス
ホルンフェルス近くにある宿泊施設。軽食利用もでき、観光の拠点として便利な立地です。宿泊や食事利用の際は、事前確認・予約をおすすめします。
須佐ゲストハウス ぽっとで
2024年にオープンしたゲストハウス・居酒屋。地域の人や旅人が集う場所として、須佐の新しい交流拠点になりつつあります。
Gelateria fortuna(ジェラテリア フォルトゥーナ)
須佐に生まれた小さなジェラート店。海や町歩きの途中に立ち寄り、ひと息つけるスポットです。新しい須佐の楽しみとして注目されています。
そば処 龍の里 やどみ
弥富地区で親しまれてきたそば文化を味わえるお店。十割・手打ちの弥富そばを楽しめる、山里ならではの食のスポットです。
弥富そば
弥富地区で親しまれてきたそば文化。地元産そば粉を使った手打ちそばや、そばの花が広がる季節の風景など、山里ならではの味わいと景色が楽しめます。
弥富そばのそば粉や生そばは、いかマルシェ、つわぶきの館、道の駅たまがわなどで取り扱われることがあります。
赤米
スサノオノミコトに由来する地域の名前にちなみ、古くから神の米とも呼ばれる古代米を育てています。赤米を使った商品は、地域の物産施設などで販売されることがあります。
4. 季節の行事に出会う
須佐・弥富では、古くから受け継がれる祭礼、夏の花火大会、山里の季節行事など、年間を通じてさまざまなイベントが行われます。旅の予定が合えば、地域の人々が守ってきた行事にもぜひ触れてみてください。

須佐湾大花火大会

弁天祭

鈴野川ほたる祭り

そばの花まつり
鈴野川ほたる祭り
弥富地区の清流に蛍が舞う季節に行われる地域イベント。山里の自然と、地域の人々の温かさを感じられる催しです。
祇園祭
須佐の夏祭りを構成する伝統行事のひとつ。祇園車の巡行など、地域に受け継がれてきた祭礼文化を感じられる行事です。開催内容は年により変更される場合があります。
弁天祭
須佐湾に浮かぶ弁天島にまつわる、古くから伝わる祭礼です。海とともに暮らしてきた須佐の信仰や歴史を感じられる行事として、大切に受け継がれています。
須佐湾大花火大会
須佐の夏を代表する大きなイベント。須佐湾を舞台に打ち上がる花火は、海と山に囲まれた地形ならではの音と迫力が魅力です。開催情報や交通情報は、最新のお知らせをご確認ください。
そばの花まつり
弥富地区の田んぼ一面に白いそばの花が広がる季節に行われるイベントです。山里の風景と食を楽しめる、秋の須佐・弥富らしい催しです。
特産暮の市
年末に行われる恒例の朝市。しめ飾りや餅、野菜、黒豆など、お正月を迎えるための品々が並び、地域の暮らしを感じられる行事です。
5. 四季の風景を楽しむ
有名観光地だけでなく、地域の暮らしの中にある小さな風景も須佐・弥富の魅力です。桜、そばの花、赤米、つわぶき、紅葉など、季節ごとに訪ねたくなる景色があります。
春の桜
久原公園、松崎八幡宮周辺、育英小学校裏の河川沿い、鈴野川小学校周辺など、地域のあちこちで桜を楽しめます。派手さよりも、暮らしに近い春の風景が魅力です。
そばの花
10月初旬ごろ、弥富地区の田んぼにそばの白い花が広がります。山里の風景とともに、弥富らしい季節感を楽しめる景色です。
赤米の穂
9月中旬ごろ、赤米の穂が色づき、高山を背景に茜色の風景が広がります。神話にまつわる地域の名前とも重なる、どこか神秘的な季節の景色です。
つわぶき
秋になると、ホルンフェルスへ向かう道沿いなどに黄色いつわぶきの花が咲きます。海辺の景色とともに楽しめる、須佐らしい秋の風景です。
紅葉
須佐大橋周辺や大薀寺など、山あいの風景や歴史ある場所では、秋の深まりとともに紅葉も楽しめます。ドライブ途中に立ち寄るのもおすすめです。
6. 自然の中で遊び、体験する
海辺でゆっくり過ごす、釣りを楽しむ、キャンプをする、焼き物文化に触れる。須佐・弥富には、観光スポットを巡るだけではない過ごし方があります。時間に余裕があれば、体験型の楽しみ方もおすすめです。
須佐湾エコロジーキャンプ場
海と山に囲まれた自然豊かなキャンプ場。コテージやテントサイトで、須佐湾の風景を感じながらアウトドアを楽しめます。家族連れやグループでの滞在にもおすすめです。
須佐湾フィッシングパーク
手ぶらで釣りを楽しめる海辺のレジャースポット。初心者や家族連れでも気軽に楽しめ、須佐湾の自然を近くに感じながら過ごせます。
陶芸
江戸時代に盛んに焼かれていた須佐唐津焼。その流れを受け継ぐ地域で、焼き物の展示や陶芸体験を楽しむことができます。旅の思い出づくりにもおすすめです。
7. お土産・物産を持ち帰る
旅の締めくくりには、須佐・弥富ならではのお土産や物産を。須佐男命いかをはじめ、地域の水産物、農産物、加工品、工芸品など、旅の記憶を持ち帰る楽しみがあります。
須佐男命いか直売市
須佐の漁師さんから直接、水槽で泳ぐ活きた須佐男命いかを購入できる季節限定の直売市です。開催日は年により異なるため、最新情報をご確認ください。
いかマルシェ
JR須佐駅に併設された地域の物産拠点。須佐男命いかをはじめ、地元の魚介類や野菜、加工品などを扱っています。観光の出発点や休憩にも便利です。
つわぶきの館
ホルンフェルスへ向かう途中に立ち寄りやすい施設。お土産品の販売や休憩スペースがあり、観光途中の休憩場所としても利用できます。
唐陶庵販売所
須佐唐津焼の展示・販売を行う場所。地域に受け継がれてきた焼き物文化に触れられる、須佐らしいお土産スポットです。
8. 泊まって、町の時間を楽しむ
須佐・弥富には、旅館、民宿、ペンション、ゲストハウスなど、地域ならではの宿泊施設があります。日帰りだけでなく、宿泊しながら海の幸や自然、祭り、町歩きを楽しむのもおすすめです。
まだ知らない須佐・弥富へ。
絶景を眺め、神話に触れ、人と出会い、旬の味覚を楽しむ。
有名な観光地だけでなく、地域の人々が守り続けてきた風景や物語の中に、須佐・弥富らしい魅力があります。
あなたらしい旅の入口を、このページから見つけてください。