須佐ホルンフェルス

日本地質百選「須佐ホルンフェルス」(畳岩)

須佐地域のシンボルであり大自然の造形美。
日本海の荒波を受けながら、海底からくっきりと浮かびあがるストライプの露頭。

その美しい姿は、
遥か昔(古代~北前船時代)から海上の道標・ランドマークとして親しまれてきました。

 

山口県を代表する観光地で、毎年多くの観光客で賑わいます。

ホルンフェルス(波しぶき)

ホルンフェルスにて

須佐湾遊覧船

駐車場もあり、(大型バス用エリアも)
そこから遊歩道(500m)で、断崖下までおりれます。(約8分)
※岩場は足元が悪いので、年配の方や小さなお子様はご注意ください。
直接、手に触れることもでき、大地の雄大さを感じることができます。

萩ジオパーク(萩ジオパーク推進協議会)

2018年9月、萩ジオパークの
日本ジオパークネットワーク加盟(日本ジオパーク認定)が認められました。
須佐ホルンフェルスも、萩ジオパークの中のジオサイトの1つです。
1400万年に誕生したホルンフェルス。
ただ、「ホルンフェルス」という岩石は、
「須佐ホルンフェルス」の一般的な見た目の特徴(縞々のストライプ)とは違い、
マグマの熱変性で、黒くなっているのが、見た目の学術的な根拠となっているため、
誤解をまねくことを地質学会でも懸念されていました。(ストライプ≠ホルンフェルス)
その影響もあり、公式的には「須佐ホルンフェルス」のことを「畳岩」と呼称し始めています。

海底地滑りでできた畳岩

海に陸からの土砂が流れ込んだとき、礫のような大きいものは早く沈み、砂や泥のような小さいものは遠くまで運ばれます。畳岩では浅い場所に生息する生物の化石はなく、砂粒の大きなものは見られませんので、陸から離れた大陸棚や、その先にある大陸斜面と呼ばれる場所で堆積したと考えられます。
大陸棚や大陸斜面の細かな砂や泥は、地震や洪水、台風等の振動をきっかけに海底地滑りを起こします。砂や泥が水中で混じりあった混濁流は、斜面を流れ落ち、さらに遠くの深海底に堆積します。
混濁流によって砂や泥が深海底に運ばれてできた地層をタービダイトと呼びます。粒の大きな砂が先に、粒の小さな泥が後から沈み(級化作用)、白(砂)と黒(泥)の縞模様が一組できます。混濁流が起こるたびにこれが繰り返され、何層にもわたる地層ができました。
畳岩の縞模様は、過去の天変地異の記録であり、ジオパークでは、防災・減災についても学ぶことができます。

■アクセス /JR須佐駅から車で10分

須佐駅からは、タクシーはありませんので

益田駅もしくは東萩駅からタクシーをご利用くださいませ

須佐駅付近にレンタカーがあります(徒歩1分)

須佐自動車(08387)6-2121

須佐駅(イカマルシェ ふれあいステーション須佐)

貸自転車があります(有料)

 

■駐車場 /つわぶきの館無料(大型バス3台駐車可)
 断崖までの遊歩道有り500m、徒歩8分


■施設トイレ・休憩 :つわぶきの館(お土産品販売あり)

■現地ガイド⇒10名様より予約可能(無料)

■問合せ/一社)須佐おもてなし協会 電話 08387-6-3380

つわぶきの館 電話 08387-6-2266

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